こんにちは、鎌倉ちのりです。
大変遅くなりましたが、ご報告です!
5月3日の不忍ブックストリート春の古本市、ぶじ終わりました。
今回は、秋より10冊ほど多い45冊が、
京都ちのりの入魂セレクトによって一箱に収まりました。
ツイッターでも書きましたが、今回のテーマは、
「むかし親戚の家とかの本棚でひっそり見つけてしまった怖い本を集めたような一箱」
でした!
今回の出店場所だった「茶ノ間/明の窓」さんは、
昭和の香りのする和風一軒家。
その店内写真を見て、京都ちのりがひらめいたテーマであります。
こういうこわい本の思い出、ありませんか?
私の場合は、毎年家族で訪れていた長野のスキーロッジの本棚にあった、
『ブッダ』でした。手塚治虫の漫画の。
今はきれいな文庫本や豪華本で再発売されていますけども、そこにあったのは、
初版本だったのか、ふつうの漫画本の判型で数十巻ありました。
この表紙の絵がすごくこわかったんですよ。
黒枠がついてて、色もまがまがしく黄ばんでて、
なんか、地獄っぽい感じだったんですよ(うろ覚えですが)。
ひとりじゃ読めなくて、みんながいるロビーの階段で逃げるように読みました。
でも、あのドキドキ感はなにものにも代え難かったと今思うのです。
多かれ少なかれ、こんな記憶を持つ人は多いんじゃないでしょうかと。
そのトキメキをぜひ記憶の底から蘇生させていただきたいと、
そろえたラインナップがこちらです。

ちょっとピンぼけ、ごめんなさい(クリックすると少し大きくなります)
右にある『恐怖』1巻が抜けているのは、私の姉が読んでたからです。ほんとはあります。
全景はこんな感じでした。

今回のちのりグッズは、この2つでした。
ちのり透明シールセット(5種類×赤黒2色の10枚セット)

耐水透明シール。貼るとこんな感じ。
ちのりちゃんが5人に増殖しました。
フルメンバーはいずれブログでご紹介したいです。
名刺保護フィルム「ちしぶきちゃん」

血しぶきが印刷された透明フィルムで、名刺に貼ると
ビシャッとなるという(だけの)アイテムを開発しました。
これすっごく気に入ってるんですけど、貼るととても気持ち悪いです。
5月3日は前日からすごい雨でした。
店主さんの出店場所もいろいろと変更され、スタッフさんがとても大変そうでした。
わたしたちは変更なしでしたが、外では出店できないので、
茶ノ間/明の窓さんの店内の畳にビニールシートを敷いて、
くつを脱いで上がってもらうという形式に。
一日中雨は降り続き、お客さんはやはり少なかったと思います。
でも、そのぶん、
心霊写真話で盛り上がったり、
思いがけずいろんな心霊体験をお聞きできたり、
こわいイベントの提案をしていただいたり、
雑司ヶ谷の石仏の写真を見せていただいたり、
医療器具博物館について教えていただいたり、
おひとりおひとりと、楽しい恐怖トークがゆっくりできました。
茶ノ間さんも明の窓さんも、
オーナーの方々がとにかく気さくでとっても楽しい方々で!
そのフレンドリーな空気にとても助けられました。またお会いしたい。
立ち歩けるスペースが少なかったので、
同じ場所で出店した店主さんとあまりお話できなかったのは残念でした。
すてきなアートブックや音楽の本が並ぶ乙女な一箱「amulet」さん、
旅とアウトドアの本、絵ハガキが詰まった骨太な「人力旅人の本棚」さん。
この間にちのり文庫がはさまれた組み合わせ、なかなか素敵だったと思います。
写真におさめておきたかったです。無念。
始まってみたら時間が経つのは早く、あっというまに夕方に。
セレクト担当の京都ちのりが「これは特に傑作」と言っていた本が
5〜6冊ありましたが、すべて早々に売れてしまいました。
店番しながら読もうというセコい企みは叶わず。
やはり、この一箱古本市に来るお客さんは、
そういうのわかっているんだな〜と感心し、
もっともっと精進して、ちのりをのぞいてくださる方たちに、
こわいものをもっと新しいかたちで楽しんでもらいたいなと
反省したりもしつつ、
お手伝いにきてくれた姉と、谷中で和栗モンブランを食べ、
京浜東北線に乗って帰宅した鎌倉ちのりでした。
さて、この不忍に続きまして、
5月はもうひとつ古本市にチャレンジします!
次は、京都・長岡天神での一箱古本市に出店します。5月27日です。
詳しくはまた近々お知らせします。
そうそう、昨年好評いただき完売したマグネット、今回まさかの納品日間違いで
販売できなかったのです。ブログで告知したのに申し訳ありませんでした!
27日の天神さん古本市では2色揃えて販売します。
赤ちのりが増えました。
あと、傷がつきにくいようツルツル加工にしました。
行かれる方は、ぜひ手にとってツルツルしてみてくださいね。

(鎌倉)